1.図面の電子化とツール

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最初に、電子化するためのツールと電子署名に必要なツールについて、説明をしましょう。


1.図面の電子化について

その前に、図面の電子化について基本的なことを少しだけお話します。

地積測量図や建物図面など今まで紙で提出していた図面をオンライン申請システムで送信するためには、XMLファイルやTIFFファイルという形式の電子ファイルにしなければなりません。

XMLファイルやTIFFファイルとは、いったいどういうファイルでしょう。

(1) XMLファイル

XMLという形式のファイルは、座標値や結線の方法などをデータとして送信することができるものです。

オンライン申請で送信する申請書も、このXMLという形式のファイルです。

XMLファイルにして図面を送信すると、図面は法務局の地図情報システムに数値データとして登録されます。

XMLファイルにした図面を、ここでは「XML図面」と呼ぶことにします。

(2) TIFFファイル

一方、TIFFという形式のファイルは、デジカメの写真やペイントで描いた絵などと同じく、画像データです。

1葉の図面が1枚の画像データになります。

TIFFファイルにして図面を送信すると、図面は法務局の地図情報システムに画像データとして登録されます。

TIFFファイルにした図面を、ここでは「TIFF図面」と呼ぶことにします。

ちなみに、XMLファイルのサイズは200KB以下、TIFFファイルのサイズは300KB以下に制限されています。

なお、オンライン申請では、どちらのファイル形式を使っても構いませんが、最初のうちはTIFFファイルの方が簡単ですのでお奨めです。ここでも、主にTIFFファイルの作り方を説明します。

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2.電子化するためのソフト

地積測量図や建物図面を、XMLファイルやTIFFファイルにするには、そのためのソフトが必要です。

それぞれ、次のようなソフトがあります。

(1) XMLファイルを作成するソフト

@ 市販の測量ソフト(バージョンアップが必要)

XMLファイルを作成するためのソフトには、ベンダーが提供する最近の測量ソフトに添付されたものがあります。有料ですが、あなたが日頃業務で使うソフトですので、新しいものにバージョンアップすると利用できます。

A 日調連提供の「XML土地所在図等作成ソフト」

ベンダーの測量ソフトを使っていない方や、ワタシのようにバージョンアップができない調査士は、日調連から無料で提供されている「XML土地所在図等作成ソフト」を使うことができます。


(2) TIFFファイルを作成するソフト

@ 市販の測量ソフト(バージョンアップは不要)

TIFFファイルを作成するためのソフトには、ベンダーが提供する測量ソフトに添付されたものがあります。これは古いバージョンにも付いていますので、バージョンアップをすることなく利用できます。

WingNeo は Ver2 から、 BLUETREND は Ver4 から対応しているようです。

A 「アクロバット(7以上)」

調査報告書をPDFファイルにするためのソフトであるアクロバットを使っても作ることができます。ただし、アクロバット7〜9が対応しており、アクロバット5と6は利用できません。

B 「DocuWorks」

富士ゼロックスの「DocuWorks」というファイル管理ソフトでも作ることができます。

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3.電子署名するためのソフト

地積測量図や建物図面を、XMLファイルやTIFFファイルなどの電子化された図面にして提出するときは、紙の図面のように職印を押印することはできません。

そのため、他の添付書面が電子化されたときと同じく、電子化された図面にも電子署名をしなければなりません。

ところで、電子化された添付書類には一般的にPDF署名をすることになっていますが、電子化された図面に電子署名をするときは、取り扱いが異なります。

電子化された図面の場合は、「XML署名」と呼ばれる署名をしなければなりません。このときに使うソフトが、「XML署名ツール」です。

日調連から無料で配布されています。


なお、平成19年6月までは、他の添付書類と同じく、図面もPDFファイルに変換して、PDF署名をして提出していました。しかし現在は、この取り扱いはできませんので、早い時期からオンライン申請を手がけられた方は特に間違えないようにしてください。

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